きゅうりを自家栽培していると、表面に白い粉がついています。これって食べていいものなの?
白い粉の正体はブルーム。きゅうりやブルーベリーなど、表面に見られる白っぽい粉です。農薬と勘違いする人も多く、また見栄えも白っぽく良くないので、スーパーで売られているきゅうりはほとんど真っ青なブルームレスです。
しかし、このブルームはちゃんと役割があります。
ブルームの役割は?
ブルームは野菜が自らを守るために作り出している、天然のロウ物質です。カビや農薬ではないので、人体には無害なのでご安心を。
野菜はブルームによって、雨などの水分をはじいて病気予防したり、また水分の蒸発を防ぎみずみずしさを保っています。一種のバリアーですね。
一方、ブルームレスは身を護るバリアーがない状態。だから皮を厚くして身を守ります。そのため、皮が固く中身が柔らかいきゅうりに。
きゅうり本来の美味しさは、パリッとした食感。それを楽しみたいなら、ブルームのついたきゅうりをぜひ。産直などで出会ったら、購入をおすすめします。
きゅうりのお花もかわいい。そのままサラダに添えて華やかさを出して。
我が家でもきゅうりが採れ始めました。採れたてのきゅうりを叩いて、ごま油と塩をまぶしていただきました。歯ごたえはパリッとしているし、きゅうりのみずみずしさも楽しめる一品です。素材が新鮮だから、味付けは本当にシンプルでしみじみ美味しい。
新鮮な素材が手に入ったら、素材の味を楽しめる味付けでいただきましょうか。